今回は麻薬性鎮痛薬でフェンタニル製剤のフェントステープ、デュロテップMTパッチ、ワンデュロについてお話していきます。, フェントステープはインタビューフォーム上では記載がないものの、一般名のfentanyl:フェンタニルと佐賀県鳥栖市の鳥栖(tos)を組み合わせてFentos:フェントスとメーカーの方からは伺っています。, ”Duration:持続”と、剤形がマトリックスシステムの貼付剤(MT Patch)であるということからDurotep MT Patch:デュロテップMTパッチと命名されています。, 1日1回貼付する製剤(one)という特徴と”Duration:持続”からOneDuro:ワンデュロと命名されています。, フェントス、デュロテップMT、ワンデュロの作用を簡単に説明すると、「オピオイド受容体を刺激する事で痛みの伝達を抑え、がんの痛みを抑える」となります。, フェンタニルは脊髄後角のオピオイドμ受容体を刺激することで侵害刺激伝達が抑える作用を持ちます。侵害刺激とは「組織が傷害されるほどの強い刺激」と思って頂ければよろしいかと思います。, オピオイド受容体は脳、脊髄、末梢神経などに存在し、”μ(ミュー)”、”δ(デルタ)”、”κ(カッパ)”の3つのサブタイプ(種類)があることがわかっています。中でも主にμ受容体が強い鎮痛作用と関係しています。, フェンタニルが脊髄後角のオピオイドμ受容体に作用すると侵害刺激が脳に伝わるのを抑えることができます。また大脳皮質にも働きかけ、痛みの闘値を上昇させる、つまり”痛みを感じにくくする”作用も持っています。, オピオイド受容体の作用を以下にまとめます。μ受容体にはμ1受容体とμ2受容体があります。, フェンタニルはμ受容体の中でもμ1受容体の親和性が高く、μ2への親和性が低いという特徴があります。そのためモルヒネよりも嘔気、嘔吐、便秘、眠気などの副作用が比較的少ないです。, モルヒネやオキシコドンで制吐剤や下剤を使用しているにもかかわらず症状が改善しない場合はフェンタニルへ変更すると軽減できる場合があります。, またフェンタニルは肝臓で代謝されますが、代謝物に活性がないため腎機能が低下している患者様にも使いやすいですね。ただ肝臓で代謝される割合が多いため経口薬ではなく注射薬、口腔粘膜吸収剤、貼付剤として販売されています(これを初回通過効果が大きいと言います)。, フェンタニルは脂溶性が高く、また分子量が小さいため貼付剤に適しています。また経口投与が困難な方や注射のルート確保が困難な方にも使用することができるのもメリットです。, 貼付部位は胸部、腹部、上腕部、大腿部等になりますが、皮膚刺激を避けるため毎回貼付部位を変更するのが望ましいです。また原則体毛のない部位に貼付します(産毛程度ならOK)が、やむを得ず体毛のある部位に貼付する場合はハサミでカットするようにします。カミソリや除毛剤は使用しないで下さい。, フェンタニルの吸収に影響を及ぼす可能性があるため、貼る部位は乾いたタオルなどで水分や汗をきちんと拭き取るようにして下さい。また石鹸やアルコール、ローション等は使用しないで下さい。, デュロテップMTパッチは3日毎(約72時間)、フェントステープとワンデュロパッチは1日(約24時間)毎に貼り替えて使用します。ただし作用の持続時間には個人差があるため、デュロテップMTパッチの場合、48時間毎に交換する場合もあります。, デュロパッチMTパッチとワンデュロパッチは貼付後30秒間押さえるよう記載がありますが、フェントステープにはありません。, これはフェントステープの粘着力が優れており、デュロパッチやワンデュロと比較して剥がれにくいためです。さすが久光。伊達にテープ剤をたくさん作ってないですね。, 注意点としては貼付部位は温めないこと。入浴や貼付部位が電気パッド、電気毛布、加温ウォーターベッド、赤外線灯、集中的な日光浴、サウナ、湯たんぽ等の熱源に接した時などはフェンタニルの吸収量が増大し、呼吸抑制などが現れる可能性があります。発熱時も同様なため十分注意が必要です。, 日本では3製剤のうち、フェントステープが一番売れているようです。当院でも一番処方されています。欧米人と違って日本人は毎日お風呂に入る習慣がありますので、フェントステープの処方量が多いのは納得です。つまり入浴前に剥がして、入浴後汗が引いたら新しいテープを貼ることで上記を回避できるのです。, デュロテップMTパッチは即効性はありません。貼付後4~8時間後に血中濃度が上昇し、12~24時間後に最高血中濃度に到達します。つまり鎮痛効果が現れるには貼付後少なくとも12時間は必要だということです。その後48時間まで最高血中濃度が持続し、72時間まで一定の血中濃度を保ちます。, フェントステープとワンデュロパッチは毎日貼り替えるわけですが、貼付剤のため血中濃度が徐々に上昇するのはデュロテップMTパッチと同様です。そのため初回貼付後と増量後は少なくとも2日間は増量を行わず、3日目で効果判定を行います。, また3製剤いずれも剥がした後、貼付部位の皮下脂肪組織中にフェンタニルが残っているため、それが消失するまでにデュロテップMTパッチで約17時間、フェントスとワンデュロで約20時間かかります。. 〈慢性疼痛〉循環器:(頻度不明)血圧上昇、動悸、心房細動、上室性期外収縮、徐脈。, ③. 〈がん疼痛〉その他:(1~5%)倦怠感、発熱、(1%未満)発汗、しゃっくり、血中カリウム減少、(頻度不明)口渇、薬剤離脱症候群、異常感、末梢性浮腫、血中カリウム増加、鼻咽頭炎、悪寒、胸部不快感、高血圧、筋痙縮、耳鳴、挫傷。, ①. 10 0 obj <> endobj 足首から先はやけどの時のようなヒリヒリとした痛みと. 増量:本剤初回貼付後及び増量後少なくとも2日間は増量を行わないこと(連日の増量を行うことによって呼吸抑制が発現することがある)。, 鎮痛効果が得られるまで患者毎に用量調整を行うこと。鎮痛効果が十分得られない場合は、追加投与(レスキュー)された鎮痛剤の1日投与量及び疼痛程度を考慮し、次記のとおり増量する(なお、本剤の1回の貼付用量が24mg(7.2mg/日)を超える場合は、他の方法を考慮すること)。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 主な副作用は傾眠、便秘、悪心、嘔吐です。フェンタニルはμ1受容体の親和性が高いとは言え、他のオピオイドと同様の副作用がみられます。ただし便秘の副作用はほとんどみられません。, 吐き気は1~2週間、眠気は数日で耐性ができて落ち着くことが多いです。眠気やめまいが現れることがありますので、服用中は自動車の運転、アルコールの摂取は控えましょう。, フェントス、デュロテップMT、ワンデュロいずれも使用済みのテープ(パッチ)内には6~8割程度フェンタニルが残っています。使用後は粘着面を二つ折りにし、再利用できないようにして廃棄するようにして下さい。子供やペットが触れると意識消失などが現れる可能性があります。使用済みとはいえ取り扱いには十分注意して下さい。, 外来患者は個人で廃棄して構いませんが、入院患者の使用済み製剤については医療機関(ほぼ薬剤部)が回収する必要があります。どのように回収しているのか保健所の監査で指摘される可能性もありますので麻薬管理者の方はマニュアル作成は必須です。, またフェントステープについては回収袋と使用済みテープを貼付する廃棄シートがあります。ほとんどの医療機関で使用されているかと思いますが、もし自前で貼付用紙を作成したりしている薬剤師の先生がいらっしゃいましたら利用されると便利なのでオススメです。, それではフェントス、デュロテップMT、ワンデュロについては以上とさせて頂きます。最後まで読んで頂きありがとうございました。, デュロテップMTパッチは3日毎(約72時間)、フェントステープとワンデュロパッチは1日(約24時間)毎に貼り替えて使用します。. 1. 7分51秒で読める. 0 h�b`````rc ��1�F fa�h@�b�D �Ɯ�z�K���Y%�x�� v�/���L|' 5�i��im`�V�B��� �� )�@_M~:��F����$?K����?�ʊ�UB�v�ł�l^,2�m"�J��"~� E�lǓ-��%�^�C��c��op��F�P��#j�ЀY.�f�=\aJ����A�@m�.,��koq�͙(#�v��ֵP� 本剤が他者に付着しないよう注意する(本剤の他者への付着に気付いたときは、直ちに剥離し、付着部位を水で洗い流し、異常が認められた場合には受診する)、海外において、オピオイド貼付剤を使用している患者と他者(特に小児)が同じ寝具で就寝するなど身体が接触した際に、誤って他者に付着し有害事象が発現したとの報告がある〔8.2、14.1.3参照〕。, 3.2. 依存性(頻度不明):連用中に投与量の急激な減量ないし中止により退薬症候があらわれることがある。また、乱用や誤用により過量投与や死亡に至る可能性があるので、これらを防止するため観察を十分行うこと〔8.5、8.7、8.8、9.1.6、9.5妊婦の項参照〕。, 1.5. h�bbd```b``�"�@$c;�d9"��A$wX�D�m���$��A��"�V 1. 本剤貼付前にオピオイド鎮痛剤を使用していない場合(がん疼痛):本剤初回貼付後少なくとも2日間は増量を行わないこと。本剤貼付前にオピオイド鎮痛剤を使用していない場合(がん疼痛)、フェンタニルの血中濃度が徐々に上昇するため、鎮痛効果が得られるまで時間を要するため、患者の状態を観察し、本剤の鎮痛効果が得られるまで、適時オピオイド鎮痛剤の追加投与(レスキュー)により鎮痛をはかること(1回の追加投与量として、経口剤の場合は1日投与量の1/6量を、注射剤の場合は1/12量を目安とし、この場合、速効性のオピオイド鎮痛剤を使用することが望ましい)、なお、本剤0.5mgは経口モルヒネ量15mg/日(注射剤の場合5mg/日)、経口オキシコドン量10mg/日に相当する。, 3.1. 頭蓋内圧亢進、意識障害・昏睡、脳腫瘍等の脳器質的障害のある患者:呼吸抑制を起こすおそれがある〔11.1.1参照〕。, 1.5. ※添付文書のPDFファイルは随時更新しておりますが、常に最新であるとは限りません。予めご了承ください。, 非オピオイド鎮痛剤及び弱オピオイド鎮痛剤で治療困難な次記における鎮痛: 「フェントステープ1mg」の添付文書です. 活動性皮膚疾患、創傷面等がみられる部位及び放射線照射部位は避けて貼付すること〔8.2、14.1.3参照〕。, 2.5. 本剤貼付前にオピオイド鎮痛剤を使用していない場合(がん疼痛):鎮痛効果が十分得られない場合は、本剤初回貼付後、少なくとも至適用量を決定するまでは、0.5mgから1mgへ増量する場合を除き貼付用量の50%を超える増量は行わないこと(初回貼付後、至適用量決定以降は、追加投与(レスキュー)された鎮痛剤の1日投与量及び疼痛程度を考慮し、本剤を0.5mg(0.15mg/日)、1mg(0.3mg/日)、1.5mg(0.45mg/日)又は2mg(0.6mg/日)ずつ増量(ただし、初回貼付後、至適用量決定以降0.5mgから増量する場合は1mg、1mgから増量する場合は1.5mg又は2mg、1.5mgから増量する場合は2mg、2.5mg又は3mgに増量する)してもよい)。, 3.3. 本剤の使用を中止し、他のオピオイド鎮痛剤に変更する場合は、本剤剥離後の血中フェンタニル濃度が50%に減少するのに17時間以上(16.75~45.07時間)かかることから、他のオピオイド鎮痛剤の投与は低用量から開始し、患者の状態を観察しながら適切な鎮痛効果が得られるまで漸増すること。, 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。, 1.1. 〈慢性疼痛〉精神神経系:(5%以上)傾眠(23.9%)、めまい、(1~5%)頭痛、不眠、不安、易刺激性、振戦、(1%未満)不快気分、感覚鈍麻、アカシジア、失見当識、構語障害、悪夢、(頻度不明)譫妄、幻覚、気分変動、健忘。, ②. 170 0 obj <> endobj 190 0 obj <>/Filter/FlateDecode/ID[<787279A7778A4CE8950DA6BA06E654B0>]/Index[170 45]/Info 169 0 R/Length 104/Prev 592587/Root 171 0 R/Size 215/Type/XRef/W[1 3 1]>>stream 他の医療用麻薬と同様に、何をどう選択するのかは、緩和ケアの担当者の腕の見せ所で、その方に合ったものを選択するのがベストですから、, タリージェ・リリカ・サインバルタ 違いと神経痛に良い薬は【5分でわかる医師解説 2020年版】. スポンサーリンク 今回は麻薬性鎮痛薬でフェンタニル製剤のフェントステープ、デュロテップmtパッチ、ワンデュロについてお話していきます。 スポンサーリンク 目次1 フェントス、デュロテップmt、ワンデュロとは?1.1 フェントステープ1.2 … 1��2Wɠ3�d3��6>.n������Z� ��M'JŖ�D��i����W���la2���~dk�:�%Jty� �a/�u�j,����b���GM7�J��]#G�;�)^��s���ܜ��'��e��ʖg��/o�-��H�g�,�^N]hN��o�دK�&�:ý.�p2:rݱ�A�R`�umAc��u��~�A}F3$���:.�\����ܧ\�QaU3�%�b)���K�UV���5���$ �;'�o����PT���>���e��(!P�as�Fe����nm5����`���x�5�����ͿmF3��y��y�f��X�y�ʩzf*�O�:��\��(ii����/��3��^2� k 中等度から高度の疼痛を伴う各種がんにおける鎮痛。 貼り薬の医療用麻薬であるフェンタニル貼付剤を使う前に最低限知っておくべき知識について専門医が解説します。, しかも製剤の特徴として、貼り薬に含まれる医療用麻薬のフェンタニルという成分は、特定の受容体にのみ働くため、モルヒネやオキシコドンといった他の医療用麻薬と比較して便秘等が少ないという利点があります。, 一方でだからこそ、例えば呼吸困難への効果など、他の医療用麻薬と比べて効果が劣るのではないかとされている症状もあります。, 他の医療用麻薬と同様に、何をどう選択するのかは、緩和ケアの担当者の腕の見せ所で、その方に合ったものを選択するのがベストですから、一概に貼り薬が良いとは言えないのです。, 先年、フェンタニル貼付剤の一つであるフェントステープに最小用量製剤が追加されました。, ただ、相変わらず貼付剤から始めることは原則できないことになっており、他のモルヒネやオキシコドンなどから切り替えることになっているので、それは注意が必要です。, ケースによっては貼付剤から開始したほうが良いケースもあると考えられるのですが、保険診療上の原則があるので、その点は使い方に留意を要します。, 特に終末期は過量となっていないかどうか、意識レベルや呼吸回数のチェックをしっかり行う必要があります。, 抗がん剤の専門家が、使うべきところで十分な量の抗がん剤を使用し、逆に問題があるようならば微調整したり使用しなかったりするように、専門家というものは効果を得られる十分量かつ過量になりすぎないように注意して薬を使うものです。, その点で、専門家だからこそ、医療用麻薬の良い点と限界、副作用を知っているため、過量となるのを避けられる可能性が高まります。, 安全に医療用麻薬を使用するためにこそ、早期から緩和ケアの専門家に関与してもらうということが考えられますでしょう。, 当院早期緩和ケアクリニック院長。がん等の患者さんの苦痛緩和が不十分な現実を目の当たりにする中、名著『最新緩和医療学』に出会い、2003年から独学で緩和ケアを開始、見違えるように患者さんが元気で穏やかに生活される様子に驚く。当時発展途上の緩和ケアの専門家となり同医療を普及させるべく、2005年当時日本最年少20代の緩和ケア医となる。2006年初の緩和医療一般書で今は常識の緩和ケア医併診の必要性を先駆けて訴える。2010年緩和ケア専門書出版。2013年より自施設外の患者さんも早期から来られる緩和ケア外来を開設。「早期からの緩和ケア」を知ってもらうためには、それを専門で行うクリニックが必要なのではないか。早期緩和ケアの知名度を上げるには、それを冠するクリニックがあれば良いのではないか。その思いから2018年8月早期緩和ケア大津秀一クリニック(遠隔診療で全国対応可)開設。著作『死ぬときに後悔すること25』『死ぬときに人はどうなる10の質問』は合わせて30万部。診療した終末期の患者さんは2000名以上、医療用麻薬を用いて症状緩和したケースも2000例以上。一般病院、大学病院、在宅療養支援診療所(在宅及びホームへの往診)、ホスピスで常勤勤務歴があり、現在も在宅医療に従事する等、多様な診療形態における緩和ケア経験がある。臨床医及び患者としての経験をブログ、講演、執筆を通してわかりやすく伝えることをライフワークにしている。. 意識障害(0.2%:発現頻度はがん疼痛の試験成績に基づく):意識レベル低下、意識消失等の意識障害があらわれることがある。, 1.3. 「フェントステープ1mg」の添付文書です. 〈がん疼痛〉呼吸器:(1%未満)咽頭痛、呼吸困難、(頻度不明)過換気、口腔咽頭不快感。, ⑤. S�0��'��� �M��P��S)9&O��&���5o���$с��f����q5l��$��U����m���L�̂m�${���`[��iښ̆KW����|����b�6� 本剤を使用するまでは包装袋を開封せず、開封後は速やかに貼付すること〔8.2、14.1.3参照〕。, 2.6. 1. 本剤の使用を必要としなくなった場合には、退薬症候の発現を防ぐために徐々に減量すること。, 4.2. 本剤の使用開始にあたっては、患者等に対して具体的な使用方法、使用時の注意点、保管方法等を患者向けの説明書を用いるなどの方法によって指導すること〔8.2、14.1.6、14.2.1-14.2.9、14.3.1-14.3.3参照〕。, 1.4. 呼吸抑制(0.5%:発現頻度はがん疼痛の試験成績に基づく):無呼吸、呼吸困難、呼吸異常、呼吸緩慢、不規則呼吸、換気低下等があらわれた場合には、使用を中止するなど適切な処置を行うこと(なお、本剤による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が有効である)〔8.3、9.1.1、9.1.4参照〕。, 1.2. 本剤貼付前のオピオイド鎮痛剤の治療の有無を確認した上で本剤を交付すること。, 1.3. 本剤を使用する際には、ライナーを剥がして使用すること〔8.2、14.1.3参照〕。, 2.9. 他のオピオイド鎮痛剤から切り替える場合(がん疼痛、慢性疼痛):鎮痛効果が十分得られない場合は、追加投与(レスキュー)された鎮痛剤の1日投与量及び疼痛程度を考慮し、本剤を0.5mg(0.15mg/日)、1mg(0.3mg/日)、1.5mg(0.45mg/日)又は2mg(0.6mg/日)ずつ増量する(ただし、0.5mgから増量する場合は1mg、1mgから増量する場合は1.5mg又は2mg、1.5mgから増量する場合は2mg、2.5mg又は3mgに増量する)。 �|bf�7(-TPw$A��ՠN�1�� ` � 薬物依存の既往歴のある患者:依存性を生じやすい〔8.7、11.1.3参照〕。, 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。フェンタニルクエン酸塩注射液において、分娩時の投与により新生児に呼吸抑制、フェンタニルクエン酸塩注射液において、分娩時を含む妊娠中の投与により胎児に徐脈があらわれたとの報告がある。妊娠中のフェンタニル経皮吸収型製剤の使用により、新生児に退薬症候がみられたとの報告があり、動物実験(ラット)で胎仔死亡が報告されている〔11.1.3、16.3.2参照〕。, 授乳中の女性には、本剤使用中は授乳を避けさせること(ヒトで母乳中へ移行することが報告されている)〔16.3.3参照〕。, 副作用の発現に注意し、慎重に使用すること(フェンタニルのクリアランスが低下し、血中濃度消失半減期の延長がみられ、若年者に比べ感受性が高いことが示唆されている)。, ナルメフェン塩酸塩水和物(セリンクロ錠)〔2.2参照〕[本剤の退薬症候を起こすおそれがあり、また、ナルメフェン塩酸塩水和物により本剤の鎮痛作用を減弱させるため、効果を得るために必要な用量が通常用量より多くなるおそれがある(ナルメフェン塩酸塩水和物のμオピオイド受容体拮抗作用により、本剤に対して競合的に阻害する)]。, ・ 過量投与時、換気低下が起きたら、直ちに本剤を剥離し、患者をゆり動かしたり、話しかけたりして目をさまさせておく。, ・ 過量投与時、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)の投与を行い、患者に退薬症候又は麻薬拮抗剤の副作用が発現しないよう慎重に投与する(なお、麻薬拮抗剤の作用持続時間は本剤の作用時間より短いので、患者のモニタリングを行うか又は患者の反応に応じて、初回投与後は注入速度を調節しながら持続静注する)。, ・ 過量投与時、臨床的に処置可能な状況であれば、患者の気道を確保し、酸素吸入し、呼吸を補助又は管理する(必要があれば咽頭エアウェイ又は気管内チューブを使用する)、これらにより、適切な呼吸管理を行う。, ・ 過量投与時、重度かつ持続的低血圧が続けば、循環血液量減少の可能性があるため、適切な輸液療法を行う。, 1.1. 〈慢性疼痛〉その他:(5%以上)薬剤離脱症候群、(1~5%)倦怠感、異常感、口渇、発汗、末梢性浮腫、血中カリウム増加、鼻咽頭炎、(1%未満)血中カリウム減少、悪寒、発熱、胸部不快感、高血圧、筋痙縮、耳鳴、挫傷、(頻度不明)しゃっくり。, 本剤貼付部位の温度が上昇するとフェンタニルの吸収量が増加し、過量投与になり、死に至るおそれがある。本剤貼付中は、外部熱源への接触、熱い温度での入浴等を避けること。発熱時には患者の状態を十分に観察し、副作用の発現に注意すること〔8.10、9.1.5参照〕。, 1.1. 本剤を子供の手の届かない、高温にならない所に保管すること〔8.2、14.1.3参照〕。, 2.1. 〈がん疼痛〉腎臓:(1~5%)尿蛋白、(1%未満)排尿困難、BUN上昇、(頻度不明)クレアチニン上昇。, ⑧. 〈がん疼痛〉消化器:(5%以上)悪心、嘔吐、便秘、(1~5%)下痢、食欲不振、(1%未満)胃部不快感、腹部膨満感、胃炎、腹痛、味覚異常、(頻度不明)腹部不快感、消化不良、口内炎、憩室炎。, ⑥. 更新. .j�p�^Y�� �`����ºuK�zr�U�&ڌ���C�`p. 理由 は、下図のように2 種類の構造があるからです。 リザーバー型の経皮吸収型製剤を切断すると、切断面から成分が漏出し、急 速・過量投与による副作用の危険があります。そのため、リザーバー型の貼り薬 は切断できません。ニトロダームtts 28 0 obj <>/Filter/FlateDecode/ID[<2FACD033D04ACE439153742E8BF1BCD5>]/Index[10 34]/Info 9 0 R/Length 100/Prev 174700/Root 11 0 R/Size 44/Type/XRef/W[1 3 1]>>stream 使用済み製剤は粘着面を内側にして貼り合わせた後、安全に処分すること。未使用製剤は病院又は薬局に返却すること〔8.2、14.1.3参照〕。, 本剤は厚生労働省告示第75号(平成24年3月5日付)に基づき、1回30日分を限度として投薬する。, 同じ "バファリン"でも主成分が違う?「大人用」と「子供用」の違いに要注意〔アスピリンシリーズ①〕, 子どもの「風邪症状」にどう対応する?インフルエンザや新型コロナ感染症との違い&適切な予防法とは, 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最新情報まとめ:患者数(感染者数)、死亡者数、気をつけるべき点など(2020年11月13日更新), 胃粘膜に傷が。「ストレスで胃が痛い」と感じたら知っておきたい病気、AGMLと胃潰瘍とは?, 本サービスにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。, 〈効能共通〉本剤はオピオイド鎮痛剤の継続的な投与を必要とするがん疼痛及び慢性疼痛の管理にのみ使用すること。, 〈効能共通〉本剤を他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する場合は、他のオピオイド鎮痛剤が一定期間投与され、忍容性が確認された患者に本剤を使用すること。, 〈がん疼痛〉本剤貼付前にオピオイド鎮痛剤を使用していないがん疼痛患者に対しては、経口オピオイド鎮痛剤に比べ本剤による治療が有益であると考えられる場合(経口投与が困難な患者、経口剤による副作用発現のおそれがある患者、多剤併用等により貼付剤の投与が望まれる患者など)にのみ使用すること(本剤は経口オピオイド鎮痛剤に比べ有効成分の血中濃度が徐々に上昇するため、至適用量を決定するまでに時間を要する可能性がある)〔16.1.1-16.1.3参照〕。, 〈慢性疼痛〉慢性疼痛の原因となる器質的病変、心理的・社会的要因、依存リスクを含めた包括的な診断を行い、本剤の使用の適否を慎重に判断すること。, ナルメフェン塩酸塩水和物投与中の患者又はナルメフェン塩酸塩水和物投与中止後1週間以内の患者〔10.1参照〕。, 本剤の使用開始にあたっては、主な副作用、具体的な使用方法、使用時の注意点、保管方法等を患者等に対して十分に説明し、理解を得た上で使用を開始すること。特に呼吸抑制、意識障害等の症状がみられた場合には速やかに主治医に連絡するよう指導すること。また、本剤使用中に本剤が他者に付着しないよう患者等に指導すること〔14.1.3、14.1.6、14.2.1-14.2.9、14.3.1-14.3.3参照〕。, 重篤な呼吸抑制が認められた場合には、本剤を剥離し、呼吸管理を行う(呼吸抑制に対しては麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が有効であるが、麻薬拮抗剤の作用持続時間は本剤より短いので、観察を十分に行い麻薬拮抗剤の繰り返し投与を考慮すること)〔11.1.1参照〕。, 他のオピオイド鎮痛剤から本剤への切り替え直後に、悪心、嘔吐、傾眠、浮動性めまい等の副作用が多く認められることがあるため、切り替え時には観察を十分に行い、慎重に使用すること(なお、これらの副作用は経時的に減少する傾向がみられる)。また、本剤貼付前にオピオイド鎮痛剤を使用していない場合、本剤の投与開始後は悪心、嘔吐等の副作用に十分注意すること。さらに、本剤は血中濃度が徐々に上昇するため、本剤貼付前にオピオイド鎮痛剤を使用していない場合、少なくとも投与開始後数日間は、傾眠の発現に注意するとともに、患者の状態、特に意識状態及び呼吸状態について観察を十分に行い、過量投与とならないよう慎重に使用すること。, 他のオピオイド鎮痛剤から本剤に切り替えた場合には、患者によっては、悪心、嘔吐、下痢、不安、悪寒等の退薬症候があらわれることがあるので、患者の状態を観察しながら必要に応じ適切な処置を行うこと〔11.1.3参照〕。, 本剤を増量する場合には、副作用に十分注意すること。特に本剤貼付前にオピオイド鎮痛剤を使用していないで増量する場合、呼吸抑制等の副作用に十分注意すること。, 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に使用すること。また、乱用や誤用により過量投与や死亡に至る可能性があるので、これらを防止するため観察を十分行うこと〔9.1.6、11.1.3参照〕。, 連用中における投与量の急激な減量は、退薬症候があらわれることがあるので行わないこと〔11.1.3参照〕。, 重篤な副作用が発現した患者については、本剤剥離後のフェンタニルの血中動態を考慮し、本剤剥離から24時間後まで観察を継続すること。, 本剤貼付中に発熱又は激しい運動により体温が上昇した場合、本剤貼付部位の温度が上昇しフェンタニル吸収量が増加するため、過量投与になり、死に至るおそれがあるので、患者の状態に注意すること。また、本剤貼付後、貼付部位が電気パッド、電気毛布、加温ウォーターベッド、赤外線灯、集中的な日光浴、サウナ、湯たんぽ等の熱源に接しないようにすること。本剤を貼付中に入浴する場合は、熱い温度での入浴は避けさせるようにすること〔1.警告の項、9.1.5参照〕。, 眠気、めまいが起こることがあるので、本剤使用中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。, 中枢神経抑制剤(フェノチアジン系薬剤、ベンゾジアゼピン系薬剤、バルビツール酸系薬剤等)、吸入麻酔剤、モノアミン酸化酵素阻害剤、三環系抗うつ剤、骨格筋弛緩剤、鎮静性抗ヒスタミン剤、アルコール、オピオイド系薬剤[呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇及び顕著な鎮静又は昏睡が起こることがあるので、減量するなど慎重に使用すること(相加的に中枢神経抑制作用が増強する)]。, セロトニン作用薬(選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)、モノアミン酸化酵素阻害剤等)[セロトニン症候群(不安、焦燥、興奮、錯乱、発熱、発汗、頻脈、振戦、ミオクローヌス等)があらわれるおそれがある(相加的にセロトニン作用が増強するおそれがある)]。, CYP3A4阻害作用を有する薬剤(リトナビル、イトラコナゾール、フルコナゾール、ボリコナゾール、アミオダロン、クラリスロマイシン、ジルチアゼム、フルボキサミン等)[フェンタニルのAUCの増加・血中半減期の延長が認められたとの報告があり、呼吸抑制等の副作用が発現するおそれがあるので、観察を十分に行い、慎重に使用すること(肝CYP3A4に対する阻害作用により、本剤の代謝が阻害される)]。, CYP3A4誘導作用を有する薬剤(リファンピシン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン等)[本剤の血中濃度が低下し治療効果が減弱するおそれがあるので、必要に応じて本剤の用量調整を行うこと(併用薬剤中止後本剤の血中濃度が上昇し重篤な呼吸抑制等の副作用が発現するおそれがあるので、観察を十分に行い、慎重に使用すること)(肝CYP3A4に対する誘導作用により、本剤の代謝が促進される)]。.